地図
2012年6月29日 金曜日 00:01

地図つながりで。
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すこし前にAdobe IllustratorやPhotoshopでアクセスマップ(案内図・地図)的なものを作成するという仕事を数件いただいた。

地図作成の仕事をして思ったことは「地図ってきりがない」ということだ。

カーナビやグーグルマップ等は一見「万能地図」で、もうこれらがあれば他の地図は要らないかのようだが、個人的にはそれほど万能ではないような気がする。

枠で囲まれたようなある程度固定されたエリア内で、意図的に編集された地図のほうが情報が伝わりやすい場合もある。ものすごく狭い範囲の地図だったらグーグルマップなんかよりも、地理に明るい地元の人がざっと手書きで書いてくれたような地図のほうがよっぽど分かりやすいこともあるのだ。

たとえば前回のエントリーで自分で描いた簡単な地図を掲載したけれど、あれと同じエリアをグーグルマップでピン表示してブログに貼っても、たぶんあの正方形になる感じが伝わらなかったと思う。

地域の道路や建物が新しくなれば地図も更新する必要がある。同じ土地の地図でも用途によって様々な種類を用意するケースもあるだろう。ほんとうにきりがない。

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さらに「地図と楽譜の共通点」というのにも気付いたのだ(私の本業は楽譜浄書です、念のため)。

・本来の姿はちがう次元のものだけれど、それを2D(二次元)の情報に置き換えたもの。
・2Dにすることによって第三者との情報共有が容易になる。
・本来の姿ではない2D情報にも商品としての価値が発生する。
・読める人と読めない人がいる。
・読めなくても目的を達成することは出来る。
(地図が読めなくても人に訊ねたり、あてもなく歩けば目的地に辿り着けるかもしれない。楽譜が読めなくても別の手段で何とかすれば演奏は出来る)
・でも読めたほうが色々と便利かも。
・同じものに対してたくさんのヴァリエーションが考えられる。

対象としているものはそれぞれちがうのだけれど、地図と楽譜って同じ性質のものなのだと思う。

そして大変ありがたいことに、私は基本的にそういうものを制作する仕事に縁や運があるのかも。

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