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2014.11.24 Mon. 14:05

ミニボールペンを工作します(簡単)。
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携帯用の筆記用具ってあまり出番が無い。外でたくさん筆記をする必要のある人はちゃんとそれなりの道具を常に持ち運ぶだろうし、ちょっとしたことなら今はスマホや携帯電話のメモ機能やカメラで撮ってしまうことで済ませてしまうことも。

手帳用の細いペンもあるけれど、ああいったものはたいていお値段が高めで、ほとんど出番のない筆記用具にそれだけのコストをかけるのも勇気がいる。使い捨てタイプで十分なので「細くて短い・軽い・安い」ボールペンが欲しいのに、これが案外売ってないのですよね。

「ほとんど使う機会はないけれど、ボールペンくらいは常に携帯しておきたい」「外出先で文字を大量には書かないので、電話番号や数字等をちょっと走り書きが出来るようなペンが欲しい」という個人的な希望をかなえるために、ミニボールペンを自分でどうにかして作りたかったのです。

(自作ボールペンに辿り着くまでにはこのあとしばらくかかりますので、不要な部分は適当に読み飛ばして下さい)

最近のボールペン類の替芯(リフィル)って、単体で既にちょっとしたペンとして成り立っているものが多くないですか。


無印良品の「こすって消せるボールペンリフィル 0.5mm黒)

これ替芯です。替芯にもかかわらずキャップ付きで販売されていますし、キャップもカチッとはまって落ちたりしないものです。さすがにペンのおしりにキャップをはめたりはできませんが、外側がしっかりとしたプラスチックで覆われているので手で持って文字を書けます。もう立派なペンですよ。

ただ、軽さや細さはもう十分なくらいですが、これでもまだ長いような気がします。キャップをつけた状態で全長114mmでした。

もうすこし短いものにしたいのです。お財布の小銭ポケットにも入るくらいのサイズを目指します。

おそらく現在入手しやすいボールペン替芯で短めのものは、ステンレス製で全長67mm前後の「4C規格」といわれるもの。1本80円〜100円くらいでしょうか。



ポイントカードと並べてサイズ比較。ほとんど爪楊枝です。


三菱鉛筆 SE-7
パイロット BRF-8F
プラチナ万年筆 BSP-100S
トンボ鉛筆 BR-VS
セーラー万年筆 18-0103

あたりが該当するらしいです。すこし大きめなスーパーの文房具売場的なところでも置いてある確率が高いかも。


この爪楊枝サイズ替芯を単独で使ってももちろん文字は書けますが、少々心許ないのでボールペンの軸を自作します。


ここでナンバーズやロト等の宝くじのハズレ券を用意します。


あとはもう、お分かりかと存じます。


芯に紙を巻きつけて軸にします。先端とおしりの両サイドが少しだけはみでるように紙を巻くことがコツです。


紙の種類も、名刺用紙・アルミホイル・コピー用紙等でいくつか試してみましたが、結局宝くじのハズレ券が一番適しておりました。たぶんコピー用紙でもほぼ同じだとは思いますが、ナンバーズのハズレ券はサイズを調整しなくてもそのまま使えるのです。



完成。紙軸は意外と丈夫です。これはメンディングテープで留めただけなのでずいぶんと貧乏くさく殺風景ですが、いま流行の柄物マスキングテープとかで最後に巻けば、かわいくオリジナルな感じがでるかも。


そしてもうひとつのコツは、あまりギチギチに巻かないこと。芯がほんのすこし動かせるくらいの絶妙な力加減で紙を巻くのです。字を書く時は上の画像のようにペン先を出した状態でにして、普段はペン先を引っ込めておけば、軸がキャップ代わりにもなるのです!


ペン先を紙に押し当てる等して、内側まで戻した状態。紙軸の先端を手で軽く押しつぶしておけば中の芯が落ちることもありません。要するにこれは、原始的な手動のノック式ボールペンというわけです。


おしりのところからインクが漏れたりしないかしらと、メンディングテープでちょっと巻いて補強してみたのですが、なんとこれが芯が軸から抜け落ちるのを防止する役割にもできて一石二鳥です。たぶんこの部分からインクが漏れることはほとんど無いようですが念のために。

インク漏れと抜け落ち防止になる。


これまで4C規格のボールペン替芯を利用することを前提で書いてきましたが、実はもっと簡単に同じことを実現出来ます。




インク残量が少なくなった使いかけのボールペンから芯を抜きとって、インクが無くなった空白部分を切ってしまえば良いのです(ハサミで切れます)。これも折れてしまうようなことはなく、ペン先部分とインク残量さえあれば文字が書けます。


ステンレス製の芯は全長を変えるのは難しいですが、このプラスチック製の芯ならば長さ調節も思いのまま。より短いペンが作れちゃったりするのです。小銭入れにも余裕で入ります。


太さ2mmのシャーペン芯を同じように紙軸で巻いて、ダーマトグラフのようにしようかとも思ったのですが、さずがに折れてしまいそうなのでやめました。


ボールペン替芯のリンク先です(もはやアフィリエイトやる気なし)

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